『五等分の花嫁』は、本当に面白いラブコメマンガ!その魅力を紹介!
少年マガジンで連載中の『五等分の花嫁』というマンガをご存知でしょうか?
私は、”現役最強のラブコメマンガ”という称号を是非とも『五等分の花嫁』には冠していただ来たいと思っています。
先日、作者である 春場ねぎ先生が物語の終わりについて言及したツイートは、非常に多くの「いいね」と「RT」を呼びました。
五等分の花嫁は14巻で終わりです!
— 春場ねぎ 11/15 12巻発売 (@negi_haruba) December 4, 2019
何を隠そう、私はコミック全巻を電子書籍で揃えている、筋金入りのガチ読者です。
今回は、このマンガがなぜ多くの人を惹きつけているのか、その魅力について紹介していきます。
まず知るべきは、『五等分の花嫁』の基本情報
まず最初に、五等分の花嫁というマンガの基本から紹介させてください。
最初は読み切りで掲載、読者アンケートの結果を受け連載に。
初めて『五等分の花嫁』が世に出たのは、週刊少年マガジン2017年8号でした。
読切での登場。
当時の表紙も紹介します。
読切版の内容は、連載時第1話とほぼ同じです。
キャラデザインが若干異なるものの、構図等すでに完成されていたことが分かります。
この読み切りが反響を呼び、ダ・ヴィンチニュースにも取り上げられました。
反響は読者アンケートにも表れ、この結果を受けて2017年36・37号から週刊少年マガジンにて連載がスタートしました。
『五等分の花嫁』作者、春場ねぎ先生
次にこの最強ラブコメマンガを生み出した、作者の春場ねぎ先生について抑えておきましょう。
春場ねぎ先生は1991年生まれ、愛知県出身の男性漫画家です。
専門学校を卒業後、漫画家となりました。
2012年「カワードクロスワールド」で第89回週刊少年マガジン新人漫画賞に入選し、商業誌デビューを飾ります。
キャリアのスタートから、講談社、そしてマガジンとご縁があったということですね。
その後、2014年に煉獄のカルマで週刊少年マガジン連載デビュー。
1年ほど連絡しましたが、この作品では作画のみを担当されていました。
そして2017年、満を持して『五等分の花嫁』が連載開始!!
2019年、『五等分の花嫁』が第43回講談社漫画賞の少年部門を受賞しました。
『五等分の花嫁』のあらすじ
落第寸前の五つ子と、貧乏だけど学年トップの成績の男子の出会いから始まる
物語のスタートは、結婚式場。
眠っている新郎(上杉風太郎)が起こされるところから始まります。
夢を見ていた
君と出会った高校二年の日
あの夢のような日の夢を
引用元:五等分の花嫁 第1巻 P.3
このテロップから高校時代に戻ります。
主人公の一人、上杉風太郎が食堂でいつもと同じ席に座ろうとしたところ、違う学校の制服を着た女の子と席を取り合うことになります。この女の子が主人公の一人、中野五月(なかのいつき)です。
昼食後、風太郎の妹から家庭教師のアルバイトを見つけたと一報が入ります。
相場の5倍のお給料という一見怪しい話に躊躇するものの、妹をお腹いっぱい食べさせてあげたい思いから、風太郎は家庭教師の話を受けることに。
問題は、その生徒。
妹から聞いた転校生・年齢・名字・お金持ちという情報から、食堂で言い争い勉強を教えてほしいと言う願いを無下に断ってしまった中野五月だと気づきます。
翌日、どうにか家庭教師の話が無くならないよう、五月に謝ろうと画策する風太郎ですが、五月と一緒にいる美少女たちが気になり、話しかけることが出来ません。
放課後になり、五月が住むマンションでラストチャンスにかけます。
30階までマンションの階段を駆け上り、ようやく家庭教師が自分とあると五月に告げることが出来ました。五月は当然これを拒否します。
「こんな人が…私たちの家庭教師だなんて」
引用元:五等分の花嫁 第1巻 P.45
五月の”私たち”の部分が引っかかる風太郎。
そこに表れたのは、日中五月と一緒にいた4人の美少女。
混乱する中で風太郎の脳が導き出した答えに、夢であってほしいと願う風太郎。
「違います 私たち 五つ子の姉妹です」
引用元:五等分の花嫁 第1巻 P.51~52
かくして、五つ子と風太郎の物語が始まります。
初めは勉強も、風太郎も拒否する五つ子たち。しかし徐々に変化が出て…。
風太郎の家庭教師が始まった時、五つ子たちは皆成績が悪く、落第寸前でした。
当然勉強も嫌いで、家庭教師にも反対。
一筋縄ではいかない五つ子たちに風太郎は四苦八苦します。
しかし、姉妹で一番おバカだけどやる気だけはある四女の四葉(よつば)だけは最初から風太郎に協力的でした。
(なぜ四葉が協力的なのか、物語が進むにつれ明らかになっていきます。)
他の姉妹も、風太郎と一緒に時間を過ごすにつれ徐々に勉強に前向きになっていきます。
『五等分の花嫁』の魅力を、3つに絞ってみた。
次に、『五等分の花嫁』の魅力を紹介させてください。「全部」と言ってしまえばそれまでなのですが、今回は泣く泣く3つに絞りました。
魅力① 五つ子がとにかくカワイイ!
物語のヒロインは、もちろん五つ子の姉妹です。
春場ねぎ先生の画力も相まって、とにかくカワイイ!!
五つ子なので、基本的に顔は同じですがそれぞれに違った魅力があります。
長女の一花(いちか)は、お姉さん。ショートカットヘアーが似合う社交的な女の子。当然男子からモテます。
女優として活躍したいという夢を持っており、仕事をしながら学業を頑張る真面目な一面も持っています。
次女の二乃(にの)は、姉妹思い。料理が得意で、五つ子たちの食事担当です。
ファッションやメイクに詳しく、同性の友達もたくさんいます。
自分の考えをしっかりと持ち、正々堂々と発言する度胸もあります。
三女の三玖(みく)は、引っ込み思案。自分に自信がなく、他の姉妹に対して劣等感を強く持っていました。戦国武将が好き。味オンチで運動オンチで非常に不器用ですが、何事にも一生懸命な姿に胸を打たれた読者はたくさんいるのではないでしょうか。
四女の四葉(よつば)は、困っている人を放っておけない世話焼き。五つ子たちのなかでも運動能力・体力が非常に優れており、様々な部活の助っ人をしています。
五女の五月(いつき)は、とにかく真面目。勉強にも前向きなのですが、いかんせん要領が悪く勉強時間の割に成績が良くありません。食べることが大好き。
こんな五人五色のヒロインなので、読者それぞれの”推し”を見つけて、見守りながら物語を読み進めていくと一層楽しめること間違いありません。
魅力② 五つ子と風太郎の成長
次に紹介したい魅力は、「五つ子と風太郎の成長」です。
五つ子たちは、風太郎と出会い過ごすことで少しずつ成長を見せてくれます。
勉強嫌いだった五つ子が、徐々に勉強に前向きになっていく姿。
風太郎と一緒に学校行事や日常を過ごす中で、自分の将来に向き合う姿。
過去に囚われていた自分と決別し、前に進むことを決める姿。
五つ子だけではなく、風太郎も成長します。
家族以外との関わりは不要だと切り捨ててきたが、クラスメイトと友達になる姿。
恋愛を「学業から最もかけ離れた愚かな行為」と評していたが、真剣な気持ちを馬鹿にはできないと考えを変える姿。
姉妹だけ、一人だけの関係性では見つからなかったであろう「自分が何者であるのか?」という問いに対して6人が一歩ずつ進む姿に、胸を打たれます。
魅力③ ラブコメマンガのお約束、『お色気』がいらない!
ラブコメマンガのお約束といえば、「お色気」シーンとキャラ。
『五等分の花嫁』には、基本的にお色気シーンはありません。
林間学校での五つ子入浴シーン、夏休みのプール回など全くゼロではありませんが、どれもストーリー上で意味合いを持つシーンのため、お色気目的ではないなという印象を持ちます。
ラブコメマンガにそういった要素のみを求めている読者はガッカリしてしまうかもしれませんが、お色気抜きでも十分楽しめるのが『五等分の花嫁』の大きな魅力であると私は断言します。
繰り返しますが、五つ子が可愛すぎるからそれで十分なんです。
最後に。ラブコメに興味がなくとも『五等分の花嫁』は必見だ!
今回は『五等分の花嫁』のガチ読者としてその魅力を紹介させていただきました。
はっきり言って今回紹介したのは触り程度でしか無いと思っています。
この記事をきっかけに『五等分の花嫁』の読者が一人でも増えてくれると嬉しいなと思います。
これからも、『五等分の花嫁』の魅力を紹介する記事を書いていきます。
マガジン公式アプリ『マガポケ』で、第1話を読むことができるので、もし興味を持ったという方は一読をオススメします。
»五等分の花嫁 – 春場ねぎ/ 【第1話】五等分の花嫁|マガジンポケット
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